筑波大学革新的研究等支援プログラム

(グリーンイノベーション)

「石油産出植物Euphorbia tirucalliにおける

可燃性化合物の生産増大」

 

Euphorbia tirucalliは茎の乳管と呼ばれる部分に可燃性ラテックスを含む植物です。茎を切断すると、40-50%の炭化水素(テルペノイドやステロール等)を含むエマルジョン状の白い樹液が出てきます。そのため、別名としてミルクブッシュあるいはアオサンゴと呼ばれています。原産はアフリカサバンナ地域であり、CAM型光合成を行うため、乾燥に非常に強い植物です。炭化水素を産出する植物として紹介(ePlantScience.com)されていますが、生長の遅さからそれほど注目されていないのが事実です。

 

これまで用いられているバイオ燃料は基本的に種子を用いているため、種子生産に非常に多くのエネルギーが必要となります。このため、生産エネルギーよりも消費エネルギーの方が多い場合も見られます。

TIME, http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1725975,00.html

 

また、良く用いらているバイオエタノール原料トウモロコシなどは食糧と競合して今や非常に高い値段で流通するに至っています。

商品先物取引、http://www.traderdo.jp/brand/corn/corn5.html

 

本研究では食糧生産との競合を避けて炭化水素産出植物の栽培を可能とすることを目的としています。そこで、乾燥に強い植物であるEuphorbia tircalliの成長の促進及び炭化水素系化合物の蓄積増大を分子遺伝学的、育種学的に達成することを目標としています。