筑波大学 生命環境系 生物科学専攻 分子細胞生物学分野

植物分子細胞生物学研究室

Miura Lab

 

研究内容

I. 植物環境ストレス(特に低温ストレス)応答機構の解明

 植物の環境ストレス応答に関わる検知、シグナル伝達機構の解明を目標に研究を行っています。環境ストレスの中でも低温に関する研究を中心に行っています。我々は、低温シグナル伝達において重要な転写因子であるICE1SUMO(翻訳後修飾因子の1つ、詳しい内容はこちら)されることにより機能調節が行われていることが明らかにしました。また最近はICE1の相互作用因子を網羅的に同定して、その相互作用因子が低温シグナルにどのような役割を担っているかを中心に研究を進めています。相互作用因子の中には、キナーゼ、カルシウムシグナルに関わる因子、転写因子などが含まれています。こららの因子と先行研究を統合して、未だ未解明の低温センサーの発見につなげたいと考えています。

 さて、平成23年度〜平成26年度まで新学術領域「植物環境感覚」公募研究として参画させて頂きました。そちらの方にも研究内容をまとめています。おかげを持ちまして、研究の発展につながりましたし、多くの研究者とつながりや、共同研究につながったことは、大きな財産です。

 また、ICE1の調節因子の1つであるSUMO化が低温ストレス応答に重要であることは明らかにしてきたが、そのSUMO化がヒストンの調節を介して、様々な現象に関わっている可能性が出てきました。これらの研究を発展させて頂くことを目的に、新学術領域「環境記憶統合」に公募研究として参画させて頂いております。

詳しい研究内容(クリックして下さい)

稲盛財団授与の研究内容(研究科HP)

これまでの論文、日本語トピックス

三浦 謙治 教授

ResearcherIDへリンク

筑波大学 生命環境系 生物科学専攻

(兼)遺伝子実験センター・形質転換植物デザイン研究拠点

 

305-8572

茨城県つくば市天王台1−1−1 筑波大学遺伝子実験センター220

Tel: 029-853-6401

Email: miura.kenji.ga{at}u.tsukuba.ac.jp

 

研究内容に興味のある方々や学生さん、メールでの問い合わせいつでも歓迎!

 

 

連絡先

経歴 (CV)

発表論文(Publication)

授業関連 (Classes)

What's New

ブログをご覧ください。

その他(Other activities)

メンバー

T.Y. 博士研究員

R.N. 生物科学専攻D1

S.K. 生物科学専攻M2

M.T. 生物科学専攻M1

S.K. 生物科学専攻M1

Y.Y. 生物学類B4

Y.I. 生物学類B4

Y.N. テクニシャン

C.F. テクニシャン

 

過去の在籍者の異動先

農研機構、小野製薬、キャノン、旺文社、

アイレップ、特許事務所、新聞社

 

リンク集 (Link)

遺伝子実験センター

「形質転換植物デザイン研究拠点」

(1)基礎技術研究部門

拠点スタッフとして参加しています。共同研究等承ります。毎年1月頃に公募を行っています。

ブログ (blog)

II. アレルゲンの作製及び大量調製方法の確立 

(医学の先生(野口先生、藤枝先生(福井大))、薬品会社の方と共同研究。

 特許の関係上、詳細は記載しません。)

 アレルギーの根治治療として、舌下減感療法が注目されています。詳しくは医学書等を参考にして頂きたいのですが、簡単に言えば免疫寛容という治療法です。ただ、現状ではアレルゲンの採取等に非常な労力が必要となります。本研究では、このアレルゲンを他の植物(レタス等)を用いることで簡便、大量に調することを目的としています。

方法 (Methods)

シロイヌナズナ

III. ゲノム編集トマトの作出 

(資源の先生(江面先生、草野先生、有泉先生、王先生)、企業の方と共同研究。

 内閣府SIPプロジェクトの1つ)

 ゲノム編集技術は、近年非常に注目されている技術です。様々な書籍(われわれの本も含む)や報告書(日本学術会議JST-CRDS)が発刊されているので、詳しくはそちらを参照して下さい。報告書にも記載の通り、この技術は動物での利用が先行しており、植物での知見はようやく出つつあるという状況です。我々のグループではトマトにおける重要形質を様々な品種で簡便に利用することを目的として、ゲノム編集を用いてトマトを作出することを行っています。近年、神戸大学で開発された“Target-AID”の方法がトマトにおいて適用可能であることが証明されました。こうした技術を用いて、ゲノム編集技術による様々なトマト品種へゲノム編集が適用することを目的に研究開発を行っています。

GFP(緑色蛍光タンパク質)を一過的に発現させたレタス